本業務は、下原大池のため池管理用通路の一部が老朽化により損傷しているため、安全確保を目的とし、管理用通路の一部改修についての実施設計を行った。設計に先立ち、現地調査、現地測量、路線測量及びボーリング調査を行い、現地の状況及び基礎地盤の土質を把握した。改修部分の管理用通路は、重ねため池の通水部分となっているため、通水部分の構造物を含めた設計を行った。構造形式は３案立案し比較検討の結果、経済性と施工性より、現場打ちボックスカルバートとブロック積擁壁とした。管理用通路の幅員は、緊急時に小型車両が進入できるように２．５ｍとした。通水断面は現況の通水断面を確保し高さを２．０ｍ、幅を２．３ｍとした。